« パソコンは家電でないから【3】 | トップページ | 塩味ぽてちの誘惑 »

2005/06/11

「同じでないこと」への恐怖

「私のやったのと、先生の画面とが同じにならない!」
・・・このような悲鳴にも似たヘルプコールをしばしばお受けする
40代以上の中高年の方に顕著なのだが、先生の見本とご自身の結果が少しでも違うと、取り返しのつかない事になったような表情をされるのだ
例えば、Wordの課題を作っていて1行分の改行を入れそこなってしまったこと、デスクトップにフォルダを新規で作った時に先生と違う場所にフォルダが出てくること...etc
違うといえば違うのだが、失礼ながらそんな血相変えて叫ぶような事では無いのだ
これは、パソコンだから「やり直せる」「後でなんとかできる」という概念をお伝えできてないからなのだろうか?
生徒さん達をバカにしてるワケでは決してないのだが、これだけは未だに「なぜにそんなに慌てることがあるのだろうか」と悩んでいることだ


Excelでよくあるのが「データが無くなった!」というご相談
前回までに作った課題のブックを開いたら、先生の画面ではデータが出るのに、ご自身の方では出てこないというものだ
これはExcelの法則として次のようなものがあることが原因なのだ
  • 各シートごとに状態が保存される
     (シートAでA1セルをアクティブにしても、シートBでA1がアクティブになっているとは限らない)
  • 最後に保存操作をしたシートが、次にブックを開いた時に出てくる
     (つまり最後に見ていたシートが、次にブックを開いた時に出るわけではない)

ということは、シートの追加直後や、ページのスクロールを行って、たまたま空白状態で上書保存等された場合、その後でデータが入った別シートを閲覧して終了したとしても、次に開くのは空白状態のシートなのだ
先生の指示通りのタイミングで保存していれば、確かに「ハイ、このシートが出ましたね!」と言われて「そうですね」という動きになるが、まぁ何か間違えて上書きボタンでも押していれば違いは出るだろう
しかし、Excelのシートの概念をきちんと理解し、表示されている列番号+行番号を見てみれば、たまたま空白のシート(または空白の部分)を見てしまっていると気づく
だが大半の方は、ご自身で付けたシート名が画面の下に見えているのに、何もかもが無くなったと落胆されてしまう
または、よく見ると列番号がと行番号がものすごい奥のほうに飛んでいるのに、全く気づかないで青ざめてしまわれる
あるすやその友人たちの感覚だとこういう場合
「ああ、間違えたか。じゃ、直すか」
という方向になる
Wordの表で1行足りなければ、その場で追加すればいい
セルの色を付け間違えたなら、もう一度やり直せばいい
もちろん間違えすぎて直すのも困難になることもしばしばあるが、そういうときは開き直って作り直ししてしまう
これは世代の違いなのだろうか?
ちょっとでも「こうなってますよね?」という設問に対して違いがあると、それほど罪悪なのだろうか
別にツールバーのボタンの1つや2つ、見えてなくったって使えるんですよ
グリッド線が出てるからってWordが壊れたわけじゃないですよ
フォルダが整列しないこともあるんですよ
うう~ん、このもやもやというかもどかしさ、なんとかならんもんかな

|

« パソコンは家電でないから【3】 | トップページ | 塩味ぽてちの誘惑 »

「パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

これ、すっごくおかしいです!!そうそうそう!って感じです。自分のPCを初めて使い始めた頃のことをすごく思い出しました。いや、やっぱり怖いんですよ。キョーフなの。PCが壊れたんじゃないか…自分は取り返しのつかない事をしてしまったんじゃないか…って^^;私は独学ですけど、なんか変な画面が出たりすると、冷や汗と激反応でしたよ(笑)?ヤバッヤバッ…と思って(笑)。さすがに職場にそういう人は応募してきませんが、身近な人に教えてあげるときは、「ちょっとやそっとじゃ、パソコンは爆発とか絶対しないからね?」と、安心させてあげています。だって、私がそれをいつも心配していたんだモン(爆)!!

でもExcelの件は、今でも私、おおいに焦りますよ~。すんごい下の何も無いところに画面が飛んでいると、うわっ、もしかして消しちゃった?消した状態で上書きしちゃった?って(爆)!私、とてもそそっかしい人なので、それ、本当にありますから…^^;

投稿: ぷらたなす | 2005/06/28 01:08

補足の自己レスです^^。

おばさま達が「先生と違う!」と大騒ぎするのは、自虐的に笑いを取りたい、そういったことでさえも集団の中での自己主張の素材として強力に使いたい、先生から個別にかつ特別にかまわれたい、このどれかではないか?と、同じおばさまの私は確信いたします(笑)。それでは、長々とお邪魔いたしました(笑)。

投稿: ぷらたなす | 2005/06/28 01:35

ぷらたなすさんのおっしゃることももっともなんですが
にゅ~・・・なんでしょうねぇ
同じ題材の授業をして、その度に同じご質問(兼ヘルプ)が発生するっていうのは、サポートしている側としては、モドカシイのとなんとかできないかなぁ~・・・って思うんです
謎が解けたら、効果的なご案内ができるんじゃないのかなって

投稿: あるす | 2005/06/29 23:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/78857/4503802

この記事へのトラックバック一覧です: 「同じでないこと」への恐怖:

« パソコンは家電でないから【3】 | トップページ | 塩味ぽてちの誘惑 »