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2005/07/14

所詮パソコンも端末よ

ユーザーIDとパスワードの存在っていうのは、そんなに理解しがたいものなのだろうか

例えば授業で「WindowsXPのユーザーアカウント」に関する講義がある
そうすると生徒さんから(挙げ句一部のスタッフから)「これ(IDとPW)ってなんで必要なの?」などと聞かれるのである
どうも"1台のパソコンを複数の人で共用する場合にプライバシーを守る云々"、ということがあまりピンとこないんだとか。それが証拠に、大抵の人は一つの利用者情報を、コソコソで使いまわしている事が多い。そんなもんだと決めつけておられるようだ
キーが1つしかない車に、家族全員の趣味を反映した持ち物が雑然と積み込まれているのと似たようなものだ
コレに関し、授業内では分かりやすい説明がされていると(あるすは)思うのだが、生徒さんには何がなんだかわからないそうだ
補足説明をさせていただくと納得して、次に来た時から(持ち込みの個人PCに)ちゃんと家族分のユーザーIDができている方が多い

また、ココログに関する講義だと、"niftyID"と"ココログアカウント"が何故『別』なのか区別がつかない方が、これまた多い
niftyを利用する全ての人がココログを利用するわけではない、というのが一番簡単な説明になるかもしれない(これでもまだ納得してもらいづらい)
でもさ
「niftyのIDは、プロバイダ"nifty"のサーバという機器にアクセスするためのIDである。ココログアカウントは、niftyが管理しているココログサーバという別の機器に接続するためのIDである。それぞれを管轄する機器が違う以上、IDは複数必要である」
って説明した方がもっとわかんないよね? orz

もっと言うと、なんでメールアカウントやココログアカウントが他の人とぶつかっちゃ駄目なのかも理解してもらえないし、パスワードが大抵6文字以上で文字種制限があるのかもなかなか判っていただけないのだ
ぶっちゃけ、パスワードが必要な理由さえ問われる事がある!
だって、それっていわば銀行の『口座番号』と『暗証番号』なんだから、他の人と一緒じゃ困るじゃん!?
よく考えなくたって、暗証番号が無い状態で金扱ったらヤバイっしょ!?
ヽ(  ̄д ̄;)ノ エー!?


あるすは、こういうことに全く疑問を持った記憶が無い
自分がこういう関係でIDとPWに関ったのはたぶん、専門学校時代に情報処理室の端末(PC-9801DA)を使った時か、同じ頃にNeXTワークステーションを使った時かどっちか
PC端末が非常に高価で、そういう資産は皆で共有するのが当たり前、という時代のことだ
そういった端末が「自分のものでない高価なモノ」である以上、それを使う権利与えられたことを証明するにはコレ(IDとPW)って必要なものなんだ、と自然に理解したような気がする
ハッキリと意識したのは、(これまた)たぶんNIFTY-ServeやPC-VANでパソコン通信をするようになってからか?
何故って?金払ってたからでしょう(断言)
疑問の出所をいろいろ考えていたら、こんなことを思い付いた
例えば現実の銀行で『口座番号』と『暗証番号』があることに疑問が無いのは、1つの銀行に複数の顧客が居て『自分』を区別してもらわないと困る、と判っているからなのではないか
逆にネットの世界では、往々にして『ネット上のサイト』と『自分』が1対多であるという認識が希薄であるため、何故"それ"を見ている"自分"をわざわざ区別してもらわないといけないのか、がピンとこないのかもしれない
また、パソコンそのものがだいぶ安くなり、必ずしも複数の人が共用しなくても良くなって来ているため、わざわざ鍵をかけてまで自身のプライバシーにこだわらなくても、なんとかなると思われてる可能性もある

ただ、『クライアント&サーバ』の概念とまではいかなくても、自分が目の前で使っているパソコンは、やっぱり端末(=見えない何かにぶらさがったモノ)なのだ、くらいは意識した方がいいんじゃないのかな?
これって個人情報流出事件にも関ることなのかもしれないなぁ
この件はもう少し考察する余地がありそうだ

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