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2007/05/29

電子の世界の『紙』

「あるす先生、Wordで文書を作るときって、体裁を整えながら書くのと、文章だけ打って後で整えるのと、どっちが『正しい』んでしょうね?」
生徒さんから頻繁に質問される、ある種お決まりのような文言である
結論から言うと 好きにしてください、ご自分のよろしいように
個人的な意見を言うと、あるすは頭に思い浮かんだ文章をきっちり"吐き出して"からでないと、その先に進むのが"嫌"になってしまうので、まずはだ~っと文章を打つ、ひたすら打つ。んで2~3回読み返して少々手直しをしつつ、段落番号を振ったりインデントを付け加える、と言うスタイルを取っている
このやり方にはもう一つ理由があって、Wordの昔からの悪癖として、「一度完成した書式の中に、流れに沿わない書式を突っ込むと全部崩れる」というのが挙げられる
ちゃんと繋がっている文章なのに、何故か段落番号を前の段から引き継がないとか、段区切りを一度間違えるとその後直しが効かなくなるとか、長文の中に図形と表を混ぜると配置が無茶無茶に崩れるとか
書式を作りながら最後まで辿り着いて、後で直そうとするとちゃぶ台返しをしたくなることが毎度になる。というわけで、荒削りなところから作る方が気が楽、と言う考え方なんである

てなわけで、先ほどの質問には自分の例を出しつつ
「イメージが固まってるなら整えながら、なーんも決まってなかったら後からで良いんではないでしょうか?」
とお答えする。マウスやキーボードの扱い方にセオリーがあっても、文書作成にはあまりセオリーはない、と言うことだ・・・と思う
(同種の質問に、「Excelの表は数値を入れてから線を引くのと、枠を完成させてから数式を入れるのと、どっちが『正しいか』?」がある。これもやっぱり好きにしてください、としか言えない。数値後出しの『見積書』や『請求書』でさえ、あるすは線を引かないで数式だけぶっ込みますが、ちゃんと作れますよ)


んで、な~んでこういう質問が多いのかなぁ、とふと考えてみた
そういえば多くの生徒さんは文書作成中、一文字でも操作に失敗すると、WordやExcelを一旦終了させて最初から作るんである(もちろん慌てて止めようとするが、大抵間に合わない)
これは例え2年通おうと3年通おうと、お年を召した方に共通してみられる傾向で、PCだから(ある程度)元に戻せることは何度も説明しているのである・・・が
よくよく伺ってみると、どうも多くの方はWordやExcelは所詮白板ボードである、ということに実感が沸いておられないようだ
なんだかんだ言われても、ディスプレイに映る『紙』が現実のレポート用紙と同じような感覚でらっしゃる
いや、そうだとしても消しゴムがあるやん!・・・思うが・・・もしかしたらボールペンで書いている気持ちなのかも知れない・・・

電子の刹那の世界という物が、イマイチ身近でらっしゃらないのか
はたまた我々が現実から目を背けているのか
実はふか~い問題なのかも(おい)

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