漫画 ジョージ・ワシントン
在日米軍としては初の試みの、広報漫画の配布
興味半分、在日米軍の探り半分で、久しぶりにベースへ行ってみた
今回の漫画の配布は、ジョージ・ワシントン入港に備え、原子力空母の安全性をアピールするためのモノだ
自分は別に、原子力空母が来ることに特別な考えがあるわけではない
小さい頃から米軍基地はそこにあったし、解放日ともなればよく遊びに行っていた
良くも悪くも、あそこは三浦半島の風景の一部になっているのが事実といえる
こう言うときに騒ぎだす、地元民を装う市民団体にしてみれば、エンジンが何かなんてどうでも良くて、彼らに反対することだけが目的なのだ
さて、自分は長く横須賀に住み、今は隣の逗子に住んでいる
隣の市と言っても、電車で2駅+歩きを含めても40分もあれば行けるところだ
JR横須賀駅を降り、ヴェルニー公園を歩く
ヴェルニー公園からは、ベースの一部分が覗ける
ほんの数ヶ月前まで、ここにキティホークが係留されていたが、今はもぬけの空だ
そして8月を過ぎると、代りにジョージ・ワシントンがやってくる
これを左に見ながら、コツコツとゲートを目指す
横須賀は決して大きな街ではないが、他の神奈川県の南端の地域に比べれば、充分活気があるところだ
いろいろ恵まれた条件があるのだろうと思う
さて、ヴェルニー公園を抜けてショッパーズを抜けると、米軍基地のゲートがあるのだが・・・
なんですかこの人だかりは
写真の奥、茶色いビルがあるその少し前辺りがゲート
午後からの配布と言うことで、12時半ぐらいに現地に着いたのだが、すでにこの勢い
しかもその列がなかなか進まない
たかが本を配るためだけに、なんでこんな人が並んでノロノロ進んでいるのだろうと、一緒に並んでいた中年男性が様子を見に行ってくれた
それによると、配布しながら基地関係者がサインしていたらしい
んなもんはいらん!
と、いう日本人がいるのを、彼らが気づいたのは13時少し前。どういう神経してるのかイマイチよく分からん
こうして入手したのがこれ、「MANGA CVN73~USS George Washing~」である
意外と分厚く、なんと200ページもある(内64ページがカラーだ)
劇画タッチの内容で、日系人である新米水兵を主人公にしながら、空母がどのように運用され、それに乗っている米軍兵達がどう過ごしているか、と言うモノを懇切丁寧に描いている
原子力空母だからと言って特別ではなく、乗組員全員が力を合わせて安全レベルの維持に努めていることを強調しているが、この漫画が書ききられた後に例の火災事故があったという辺りが、予言というか皮肉めいていて笑えない
もちろんこれが全てではなく、裏にいろいろなことがあり、彼らの隠された思惑はあるだろう
しかし、ただ配備するに任せているわけではありませんよ、と言う意思表明自体は評価すべきだろう
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コメント
お疲れ様です。
それにしても、この表紙の絵…
阿部さん って感じんですが・・・
投稿: 猫 | 2008/06/08 21:35
劇画調だから仕方ない>阿部さん
つーかそこに注目ですか?
原子力空母は眼中にないのかい
投稿: あるす | 2008/06/09 20:54