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2010年4月

2010/04/29

死に向かって生きるということ

最近、新聞の折り込み広告で、新しくできる介護施設の入居案内を頻繁に目にする
そこに明示される費用を目にするにつけ、死ぬにもこんなに金がかかるのか、て気が滅入ってしまう
入居一時金からして二百万、家賃が月十万円で、その他費用がさらに月数万円かかるのだ
貧乏人には目の眩む金額である

人にかかわらず命はみな、生まれたその瞬間から、死に向かって生きている。いつ、最後の瞬間が来るか、知る術は無い
基本的に、死の時期も選べない

だから人は、できる限り長く生きて、やりたい事を成し遂げ、悔い無く死にたいと考えてきた。そして実際、医療はそのように進化してきた。
だが近代、この医療によって、死にそうになっても、生かされてしまう事もある。それが、先に挙げたような介護ビジネスに発展する

これは、医療機関の善悪とか、関わる人々の意思の話ではなく、客観的な観点の意見であることを、あらかじめ断っておく。だって、誰だっていきなり死にたくないし、周囲の大切な人が死ぬなんて考えたくもない
だが現実として、脳死や障害、痴呆の問題なども考えるに、死を恐れて発展してきた医療技術によって、やりたい事を見失いながら、なお生きていざるを得ないという、本来の人の夢と掛け離れた時代が訪れているのではないか、と思うのである

そうでありながら、方や生きたくても生きられない世界が、まだ地球にはたくさんある
死ぬための生がビジネスとして成立する世界が、夢を極めた故に傲慢かつ贅沢なのか、今を生き抜くために、あらゆることを許容せざるを得ない世界が残酷でありながら、本来の命の姿なのか
それに明快な解答ができる者は、それこそ神か悪魔でしかないだろう

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2010/04/23

ライセンスとハードの関係

最近、教室全体でWinXPの機体の消耗度が上がり、故障しては呼び出される事が増えている。
そんな事なら、さっさとWin7にでも乗り換えれば良いではないのか、というのは個人の範囲ならまったくその通りだ。
しかし、パソコン教室であるからには、そのOSがサポート範囲内である限り、環境を維持し続けなければならない。
そうであるなら、つくづくメーカープリインストールタイプのモデルを使うのではなかった、と後悔したが、今更後の祭りである。
その理由は明白で、このような環境の場合、ハードの寿命が尽きた時、ソフトウェアの権利が同時に失せてしまう事にある
プリインストール、あるいはDSPやOEMは、確かにそこそこの値段でソフトウェアを入手できる(それでも圧倒的に高いが)。
だかそれは、こう言ったリスクを伴うからである事を、今更ながら痛感する羽目になったわけだ。
こんな事なら、いくら初期投資がかさんでも、ソフトウェアはパッケージで揃えた方が、後でいろいろ柔軟に対応できる。
この不景気に、頭の痛い金の話は上に通しづらいというのに、さてはてどうしたものか。
もちろん、Microsoftがぼったくり商売をしていなければ、こんなアホくさい事に頭を悩まされないですんだのだろうが…

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2010/04/02

今更ながらXPモードを試してみた

今、自分はWindow 7 Professionalを使っている
別にHomePremiumでもよかったのだが、やはりWindow系のいろいろな機能を試してみたければ、Pro以上のEditionは必要である
基本的に要求スペックは満たしていたので、XP Professionalからの移行も問題なかった
しかし、一つだけいかんともし難いことがある
それはXP Modeが使えないことだ。7のある種目玉機能であるし、過去のXP資産を使いたい面は確かに残っており、このままでは宝の持ち腐れである

何故このモードが使えないかというと、マザー側の問題である
CPUはAthlon64 X2 5600+なので、仮想化には十分対応している
しかしマザーである、GA-MA770-DS3のBIOS Rev03が、CPUの仮想化に対応してないのだ
だが、BIOSアップデートは常にマザーの死亡原因の一つであり、危険と隣り合わせな話である
そのリスクを背負ってまでアップデートをするより、新しいパーツでシステムを再構築した方が良いのか?
そんなことを考えていたら、あっという間に4月である
いろいろあって金に余裕があるわけではない・・・


迷っても仕方ないと思い、ええいままよ!ということでアップデートに挑戦することにした

GA-MA770-DS3はもう大分古い部類に入るマザーなので、新しいBIOSを入手するのが多少ややこしかったが、サイトには問題なく辿り着けた
最新バージョンは8だが、これはまず6が当たっているのが前提らしい
アップデートは、@BIOSを使うかQflashを使うか、である。普通のBIOSアップデートは、常識的にDOS起動するFDが必要だが、説明を読むとそういった起動用のFD要らないという
このFDが必要無いアップデートとしてGIGABYTEお薦めなのは、Qflash経由(ブートアップスクリーン中にENDキーで起動)とのこと
だが、さすがに更新用ファイルはFDに入れておくべきだという記述がある。もうFDDは全廃してしまったしどうしよう

物は試し、USBメモリにBIOSアップデート用のファイルを入れ、Qflashを呼び出してみると、IDEで接続されたHDDと並列して、USBメモリがHDDとして認識されて表示される
で、それを選択してENTERを押下すれば、後は自動
なんかあっという間に終わった。拍子抜け
今のBIOSアップデートってリスク減ってんだな・・・
こんなことなら、購入直後にやっておくべきだったぜ!
まぁ後の祭りなんだが

で、改めてBIOSメニューを表示させ、(Award BIOSなので)Standard CMOS Setupの中で、VirtualizationをEnabledにするだけで、あとは各自XPモードをインストールすれば言い、と言う流れである
本当にあっという間に終わってしまった。ナンテコッタイ


続いて、XPモードのインストールが完了していれば、全てのプログラムからWindows Virtual PCよりXPモードが呼び出せるはず
この辺のインストール方法は、多くの方が記事を書いていらっしゃるので、ここで詳しく述べるまでもない

なお、自分の環境である
CPU:Athlon64 X2 5600+
メモリ:PC-5300 4GB
マザー:GA-MA770-DS3
グラ:ATI RadeonHD 3400
と言う環境下において、XPモードを動作させた時の挙動に異常は全くない
Windows 7が特に重くなると言うこともない。文字入力が遅くなるが、その点は特定作業時の一時的案件と考えれば、特に解消を急ぐ問題にはならない
(多分仮想環境へ1GBメモリを渡しているせいだろう)
仮想モードが始まるまでの負荷、及びその時間はそれなりにかかっているようだが、安定すればそうでもない。ただし、仮想モード終了後のメモリ解放に、やや難があるようには思える

なお現実のネットワークは、NECのAterm WL54SU2による無線接続だが、Virtual PC乗で通常どおりのネットワークアダプタとして認識され、選択しておけば通常どおりのネット接続もできる
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(バーチャル環境上は、IntelのNICが刺さっているように見える)

このXPモードにもWindows Updateは存在していて、もちろんアップデートしなければならないが、上記のような環境から、いつもどおりの作業が可能
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自分(Cドライブ)以外の、現実のS-ATAデバイス上のディスクは、全てネットワークドライブとして扱われる
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また、ホストOSの方でプリンタ共有をかけておけば、XPモード側からプリンタの追加もできる
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仮想環境から印刷するメリットがあるか、というと難しいところではあるが、いったんホストOSにコントロールを戻す、と言う一手間が無くなるのはたぶん、後で大きな違いになるのではないかと思う


問題は、既存のXPドライブを流用するやり方だが、disk2vhdというソフトを使うといい、というのがネット上でも主流で説明されている
だがこのソフトは、XPがインストールされているドライブ全てを仮想化してしまうのがネックだ
Virtual PCでは127GBまでしか記憶領域を使えない
300GBクラスの巨大なHDDに、システム以外のパーティションがある場合、これもまとまって仮想化されてしまうので、マウントすることができないのである
これを解消するには、何らかのパーティション操作ソフトを使い、必要な領域以外を削って容量を圧縮するしかない
その手のソフトはあるにはあるし、旧XP環境は7とは別ディスクなので、別にいろいろいじっても問題はないのだが、そこまでするのは面倒くさい

なにせXPモードを使いたいのは、せっかく某所から安く購入したBAMBOO ARTMASTERに付属しているPhotoshop Elements6が使いたい、って言うのが最大の目的なのだから
7対応のVer.8を買うほどじゃないので、そのまま6を継続使用したいが、その都度OSを切り替えるのはハッキリ言って手間である


なので今回はもうそのまま、XPモードインストール直後から使える環境に、とりあえずPhotoshop Elementsだけ使える環境を構築することにした
といっても、光学ドライブも最初から共有しているので、CD-ROMを入れて後は通常どおりのインストールで完了してしまうのだが

また、後からBAMBOOのデバイスを追加インストールさせても、特別にUSBのポートを設定しなくても認識するので楽ちん&驚き
2010040204

これなら問題なくPhotoshop Elementsを使えそうだ

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