新型のルーターを買った
NEC Aterm WR8700NとWL300NU-AGのセットである
その性能のためか非常に人気で、入手するのに3ヶ月近く待つ羽目になった
一度某密林で注文した物の、なんと注文キャンセルになってしまったのである
それほどに品薄らしい
なにせ、公式の@Atermショップ自体で、商品がない状態が続いているのだから、全く世話がない
また値段も張っており、平均価格は15,000円程度だが、ところによっては17,000円を超えているところもある
とはいえ、何もこの機種を買わなくったって良かったのも正直なところ
これまでは同じAtermのWR7600Hと無線子機WL54SU2を利用していたが、無線スピード54Mdpsで困っていたかというと、まあ別になんてことは無かったんである
それでも今回これを選んだポイントは、HYBRID W-ZERO3を購入したことだった
どうせ無線で繋げられるなら、もちろんその方が良いのだが、HYBRID W-ZERO3の無線の規格は11bなのだ
WR7600Hでは、11a,11b,11gが使えるのだが、ただし11aと11b/11gは併用できない
そもそも(このブログでは散々書いているが)、通常の状態だと11gしか電波が届かなかったりする。そのうえ、11gはそれほどスピードが出ないが、当時はこのルーターしか正しく電波が届く物が無く、せっかくADSL64Mdpsを契約していても、ちっともその恩恵に預かれなかった
その後、ファームのアップデートでようやく新5.2GHz帯に対応したお陰で、11aで安定した速度と電波を獲得できたのだ
なので、HYBRID W-ZERO3のためだけに、11b/11g併用モードに戻すわけにいかなかった。それ以前にも、PSPを直接接続するのを諦めていた
だが、たったこれだけのために、ルーターを取り替えるリスクを負う必要性があったかというと、多分無い
どうにかしなければ、と踏ん切りを付けたのは、結局PS3の購入がきっかけだった
いや、別にPS3でブラウジングすることは、よほどのことがない限り無かろう
ネットワーク対応のゲームをするかと言われると、それも良く判らない
ただ、ここまで無線対応している機器が増えて、なおそれができないまま放置しているのが勿体なくなった。ただそれだけなのである
しかし購入してすぐ、プロバイダへのアクセスパスワードを紛失するという、初心者以下のミスを犯して、放置プレイすること一週間
ようやく接続が叶って、ほんの少しではあるがスループットが上がった気がする
RBBの接続テストによれば
計測日時 : 2010年8月06日金曜日 19時05分58秒
下り(ISP→PC): 30.72Mbps
上り(PC→ISP): 16.79Mbps
Bフレッツ光マンションタイプなので、100Mdapが最高値であるが、早々最高速度が出るわけではない
昔の履歴を見ると、同じサイトでの接続テスト結果が
計測日時: 2005/3/10(Thu) 14:06:34
下り速度: 9.27Mbps
上り速度: 16.96Mbps
であるから、単純に下りが4倍はスピードが上がっていることになる
だが、ここに至るまでの道のりが大変だった
実はルーターを取り替えるリスクとして、もう一つ懸念していたこと
それは親父の部屋にある、イーサネットコンバーターAterm WL54SE2の存在だった
いや、コイツは普通にWR8700Nには繋がる。一応、らくらく無線スタートに対応しているということだった
しかし、この無線設定のボタンがちっとも役に立たない
マニュアル通り、WL54SE2のらくらく無線スタートボタンをONにし、同時にWR8700Nも動揺の状態にするのだが、何度やっても接続が確立しない
やむを得ず、WL54SE2をルーターモードにして、クイック設定Web画面を表示し、設定画面に直接SSIDやキーを入力しても、全く駄目であった
5回程度試して全く駄目だったため、諦めて設定を完全に初期化し、そのうえでらくらく無線スタートボタンを使ってみたところ、アッサリと接続できた
過去に残っていた情報が、邪魔をするとでも言うのだろうか??
続いては自分の親機、要するに自作のデスクトップであった
これにはセットのWL300NU-AGを使うから、これと言って苦労などしないと思っていたら、これがまた大違い
何度やっても、無線子機が認識されないのだ
サテライトマネージャーを利用した、自動認識自体は所定の工程を正しく踏んでいる、にも関わらずである
電波状況の関係上、USB延長ケーブルを使っていて、もしかしてそれが悪いのかとマザーに直づけしたが、改善されない
そこで「ネットワークと共有と共有センター」を見ても、「アクティブなネットワークの表示」は存在しないとされている
「アダプターの設定の変更」を開くと、無線子機がいるように表示されているのだが、「ワイヤレスネットワークの管理」を使い、手動で無線アクセスポイントを捜そうとしても、「予期せぬエラーが発生しました」と表示され、先に進めない
もちろん、デバイスマネージャを見るが、ネットワークアダプタとして、WL300NU-AGは正常に表示されている
一度アダプタとサテライトマネージャーを削除し、手動でアダプタのドライバだけを入れても、やはり現象は同じである
よくよく「アダプターの設定の変更」を見ると、まだ設定を何もしていないはずなのに、すでに『有効(つまり接続有り)』になっている
この状態について検索すると、どうやらセキュリティソフトのファイヤーウォールが、悪さをしていることがあるという
kaspersky2010を一時停止しても駄目だったことから、おそらくkaspersky Anti-Virus NDIS 6 Filterのような、独特のネットワークドライバが悪さをしていると判断
思い切ってkasperskyを削除してから、もう一度サテライトマネージャーインストールからやってみたところ、すんなり接続できた・・・
が、ここでもう一つ問題が発生
このネットワークアダプタの入れ替えを、ハードウェア交換と認識されてしまい、Windowsの認証を行うよう出てしまったのだが、なんとこれが既定回数を超えたことになってしまったのだ
ふざけんな~!!
たかが無線の子機を入れ替えただけで、なして夜中の1時にMicrosoftに電話せにゃあかんのだ!!(ノ`Д´)ノ.:・┻┻
こうまでして得るべき無線環境だったのだろうか・・・
無線接続マークに、11nの表示が点灯し、スループットアップを体感しつつ、とっても虚しい気持ちに陥ってしまった
しかしこう言う時、ノートPCのような予備の接続環境を持っていることが、いかに助かるか身に染みる・・・
最近のコメント